クリスマスマーケットと愉快なキャラクター【くるみ割り人形】
急に気温も下がり、冬の気配がしてきました。クリスマスまであと2か月をきりましたね!
ヨーロッパでは、11月末から12月のクリスマスまで『クリスマスマーケット』が開催されます。日本ではあまり馴染みがありませんが、ドイツが発祥と言われ、ドイツ国内には150ものクリスマスマーケットが存在すると言われています。
通常のくるみ割り人形の1幕ではクララの家でクリスマスパーティーが行われますが、SDBの鈴木稔版『くるみ割り人形』はこのドイツのクリスマスマーケットを1幕の1場で再現しています。
クリスマスツリーのある広場には、ドイツの伝統的な焼き菓子・シュトーレンのお店やオーナメント屋さんなどクリスマスマーケットならではのお店が並びます。
そこにやってくるのは大道芸人の3人組です。
アクロバティックな芸や目が回るような素早い回転技が披露され、クララをはじめ子供たちは大興奮!
マーケットの店員も手を止めて見入ってしまうほどの大きな盛り上がりを見せます。
舞台上の見物客は大道芸人たちの素晴らしいパフォーマンスに満足して家路につきますが、客席のお客様にしか分からない、思わずクスッと笑えるシーンが最後に隠されているので、そこも見どころの1つです。
1幕のクリスマスマーケットシーンは、客席にいながらもクリスマスならではの空気感を感じ楽しめる場面です。客席からお気に入りのお店や大道芸人を見つけるのも、別の楽しみかもしれません。