事務局スタッフがみる「Dance Speaks」ウェスタン・シンフォニー
いよいよ9/3(土)に迫ってきた「Dance Speaks」神奈川公演。
上演作品の『ウェスタン・シンフォニー』について、バレエ団事務局スタッフがお客様に注目してもらいたいポイントをご紹介します!
注目ポイントその1:ハーシー・ケイ作曲の音楽
某有名テーマパークのとあるエリアで流れていそうな、聴くだけで「古き良き時代のアメリカ」を連想させられる音楽にご注目!ただ陽気なだけではなくところどころ郷愁心を誘われるようなメロディもあり、懐かしい気持ちにもさせられます。
休憩中にはホワイエを、お帰りの際には道端を、思わず音楽を口ずさみながら、ダンサーたちのようにリズミカルに歩きたくなってしまうこと間違いなしです。(私は実際に歩いてみたことがあります)。
注目ポイントその2:登場人物たちの関係性
「セレナーデ」や「スコッチ・シンフォニー」などの他のバランシン作品と同様に、「ウェスタン・シンフォニー」にも明確なストーリーはありません。ですが、どの章においても振り付けやダンサーたちの仕草、表情を観ているといつの間にか彼らの物語を想像してしまうときがあります。
個人的に皆様に注目してほしいのは、第2楽章で中心を踊る女性ダンサーだけが黒色ではなくピンク色のタイツを履いていること。第2楽章で印象的なしっとりとした音楽とも相まって、一緒に踊る男性との関係性について、つい想像したくなってしまいませんか?
私がスターダンサーズ・バレエ団やバランシン作品に一層興味を持つきっかけとなった作品のひとつである「ウェスタン・シンフォニー」。スターダンサーズ・バレエ団が持つ個性を存分に堪能できる、観ていて笑顔にならずにはいられない演目にご期待ください!
次のブログでは『緑のテーブル』の注目ポイントをご紹介します。
そちらもぜひお読みください。