「Dancer to Dancer」は、ダンサーによるダンサー紹介企画です。

 

今回のダンサー：金子紗也

紹介者：渡辺恭子

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私達の出会いは15年前。

アメリカ、ジャクソン国際コンクールの寮で偶然同室だったのが金子紗也ちゃんでした。

 

コンクール上位入賞常連の彼女の名前はバレエ雑誌で見て知っていて、思わず「あの紗也さんと同室！」と母にメールしたほど。

コンクール期間中に印象的だったのは、複数あるスタジオのどこに行っても彼女の練習する姿があったこと。どこでもドアを持っているんじゃないかと思ったほどです。

 

今でもその真面目さは、バレエを通して見える彼女の素晴らしい一面であり、安定したテクニックもその時から培ってきたものだと思います。

 

 

 

それから月日が経ち、次に再会したのがSDBのオーディションでした。

私達は再会と共に同期となりました。彼女が同期であることは、私にとって大きな支えになっていると強く思います。お互いライバルであるべきかもしれませんが、入団当初から変わらず、疑問があれば必ず彼女に意見を聞き、また正直にアドバイスをし合う仲間です。

やりたい、目指したいバレエにも共通点があるのだと思います。

 

また、覚えの速さ、カウントの理解の速さも同期の中ではダントツで、彼女の側をみんなで取り合いしたのを覚えています（笑）

 

 

 

ダンサーとしても素晴らしい彼女ですが、男女問わず団員のみんなから慕われ、とても頼られています。団員それぞれのことをよく見ていて、衣裳や頭飾りの付け方に戸惑っているダンサーがいればすぐに手を差し伸べる。

私もいまだに頼ってしまうばかりで、彼女という存在が舞台への安心感にも繋がっています。

 

何事にも一生懸命に取り組み、そして周囲へのサポートも怠らない彼女を、同期としても、ダンサーとしても、友人としても、とても誇らしく思っています。

 

（文・渡辺恭子）

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金子紗也は、スターダンサーズ・バレエスクールの指導を担当しています。
担当は、第1，3，5火曜日（※）の10:00～11：30「上級」。事前予約不要のクラスなので、ぜひお気軽にお越しください。
※1、3、5週目ではなく、その月の1、3，5回目の火曜日です。

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