SDBロゴ

クララ・西原友衣菜へのインタビュー

12月10日昼公演にてクララを踊る西原友衣菜に、役の難しさや見どころについて話を聞きました。

 

■今回初めて「くるみ割り人形」のクララを踊ります。配役を聞かされたときの気持ちを教えてください。

初演からずっと憧れていた役です。驚きましたが嬉しかったです。

2016年の「くるみ割り人形」には「フランス」と「雪」で出演。(2016年同公演より)©A.I Co.,Ltd.

 

■今年5月には、バレエ「ドラゴンクエスト」の戦士役にも抜擢されました。初めての役に挑むときは、どのような心構えで臨んでいますか?

新しい役をいただいた時は、自分のキャラクターを生かしながらその役になりきれるように日常の何気ないことや映画の中からヒントを得たりしています。戦士を演じた時は、男性ダンサーたちとの時間の中で男らしい仕草など研究していました。

戦士(バレエ「ドラゴンクエスト」2017年)©Kiyonori Hasegawa

 

■鈴木稔版「くるみ割り人形」の特に好きなシーンを教えてください。

雪のシーンです。今までは「雪」として踊ってきた場面ですが、たくさんの雪が降り積もる中、迫力のある踊りをのびのびと踊るのはとても気持ちよかったです。それぞれが違う振付を踊るパートもあるのですが、自分の個性を思い切り出せる瞬間でもあり、毎回楽しみに踊っていました。


■クララを演じる上での難しさはなんでしょう?

クララは、子どもではないけれどまだ大人とも言えない、微妙なお年頃の設定です。年齢にあった演技やふるまい、動き方をしなければならないので、その年代の子達を日頃から観察し研究しています。体力的にもとてもハードになると思います。
可愛らしく、そして勇敢なクララを演じたいと思います。

 

■今回、主演の4人のうち3人が初役と、フレッシュな顔ぶれとなっています。クララ役の先輩・渡辺恭子と役作りなどについて話し合ったりすることもあるのですか?

恭子さんにはたくさん話を聞いてもらっています。限られた時間の中でのリハーサルで不安も多い中、経験者として的確なアドバイスやヒントを多くいただき、とても心強いです。

渡辺恭子(中央)と西原(右)「ワルプルギスの夜」(2017年)©Kiyonori Hasegawa

 

■王子役・池田武志はどのようなパートナーですか?。

私と同じ歳とは思えないくらい頼りになる存在です。音の取り方や演技の間の使い方などやりたいことの方向性が同じなので、一緒に踊っていく中でストーリーの流れを創り出しやすく、安心できるパートナーです。

 

■今年は新しいダンサーも多く、これまでとはまた違った「くるみ割り人形」になりそうですね。今年の「くるみ」の見どころを教えてください。

今回は、昨年と比べても新しい役柄を演じるダンサーが多くなりそうです。それぞれの個性と演じるキャラクターとの化学反応を起こしてさらに面白い作品になるのでは・・と思います。

 

■「くるみ割り人形」のお客様、ブログ読者にメッセージをお願いします。

初めての「くるみ割り人形」主役に緊張もしていますが、パートナー池田くんと一緒に頑張りたいです。
そして今年はクリスマスより少し早い上演ではありますが、来ていただいたお客様の心に残るクリスマスプレゼントをお届けしたいと思っています。

 

ありがとうございました。林ゆりえ、渡辺恭子に続き、鈴木稔版「くるみ割り人形」初演から数えて3人目のクララに抜擢された西原が演じる、新生クララにご期待ください。
(西原が主演するのは10日11:30の回です)


 

「くるみ割り人形」
12月9日(土)14:00
12月10日(日)11:30
12月10日(日)16:00
テアトロ・ジーリオ・ショウワ
チケット好評販売中!
チケット情報はこちらから

 

前に戻るBack
戻る