【中止】Dance Speaks アンコール公演ウェスタン・シンフォニー/緑のテーブル

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天才舞踊家ピナ・バウシュの師、クルト・ヨースが手がけた幻の傑作。
「緑のテーブル」奇跡のアンコール公演。
ダンスは何を語るのか—。国内ではスターダンサーズ・バレエ団のみがレパートリーに有する2 作品による、身体表現の幅を堪能できる珠玉のダブル・ビルをお楽しみください。

Dance Speaks アンコール公演 公演プログラム
2020年3月13~15日に上演予定としていた「Dance Speaks」アンコール公演のプログラム。「緑のテーブル」振付家クルト・ヨースの紹介や、その娘アンナ・マーカード氏へのインタビューに加え、1932年のパリでの初演を鑑賞していた故・江口隆哉氏の寄稿文等、読み応えたっぷりの全46ページ。1977年「緑のテーブル」日本初演時の写真も多数掲載。
【内容】
・作品紹介(緑のテーブル/ウェスタン・シンフォニー)
・キャスト紹介
・クルト・ヨースとは
・アンナ・マーカード氏インタビュー
等
「緑のテーブル」展についてはこちらから(終了しました)
Comment
本作上演に際し、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の芸術監督を長く務め、スターダンサーズ・バレエ団の芸術顧問でもある、サー・ピーター・ライト(ヨースのカンパニーで「緑のテーブル」を踊った経験あり)と、バレエダンサー、俳優、振付家の西島数博氏から、コメントが届きました。

クルト・ヨースの偉大な作品「緑のテーブル」を上演するスターダンサーズ・バレエ団を、心より賞賛します。私自身、1939~45年の世界大戦中、クルト・ヨース率いるヨース・カンパニーにおいて本作に登場する「旗手」を踊ったこともあり、当時の記憶は今でも鮮やかに蘇ります。
指導者たちの議論はやむことがなく、被害者たちは死に誘われ、語られるのは戦争の無益さです。そしてその議論は、今日もなお続いているのです。

この作品に初めて出会った時、驚きに心を弾かれたことを今でも覚えています。1932年パリで初演された『緑のテーブル』は、第1次世界大戦後、まだ世界中が不安な空気に染まっていた頃に創作されて、反戦というテーマを持つこの作品を、今を生きるダンサー達がどのような感性で演じ、どのようにお客様へ伝えることになるのか、とても興味深く感じています。ピアノが持つ繊細な旋律のなかで、舞台中央にある緑のテーブルと怪しげな仮面の男たちの身体表現は、かなり衝撃度が高く強いインパクトを与えます。
平和会議という緑のテーブルですが、とても恐ろしい企みに見えるこの作品、スターダンサーズ・バレエ団が伝える強烈なメッセージを受け取り感じてほしいと思います。平成が終わり新たな時代が来る年にまたひとつ考え深い上演になると期待しています。
(2019年3月公演に寄せて)
History
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ドイツ表現主義とクルト・ヨース
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1932年 パリ初演
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戦争に翻弄された天才振付師
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1977年 日本へ、魂の継承
Photo
日時
2020年3月13日(金) 開演 19:00 / 開場 18:15 / 終演予定 20:40
2020年3月14日(土) 開演 14:00 / 開場 13:15 / 終演予定 15:40
2020年3月15日(日) 開演 14:00 / 開場 13:15 / 終演予定 15:40
(各回開演20分前より総監督 小山久美によるプレトークを行います)
会場
(JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分)
上演作品(上演順)
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ウェスタン・シンフォニー
19世紀のアメリカ西部開拓時代を舞台とした、4つの楽章からなる作品。バレエの伝統的技法を駆使しているが、アメリカのフォークソングを用いてフォークダンスの要素を巧みに表現している。軽快なリズムと躍動感にあふれた、無条件に楽しいアメリカン・バレエ。
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ハーシー・ケイ
振付指導:ベン・ヒューズ
※特別録音による音源を使用いたします -
緑のテーブル
緑のテーブルを囲んで、マスクを着けた黒服の男たちが会議をしているシーンから始まる。銃声が響くと、そこから戦争を背景に兵士や女性たちがたどる様々なドラマが繰り広げられる。戦争の虚しさや破壊力をシュールリアリズム風に描いたこの作品は、以下の8つの場面で構成される。
1.黒服の紳士たち
2.死の踊り~別れ~
3.戦闘
4.避難民
5.パルチザン
6.売春宿
7.余波
8.黒服の紳士たち台本・振付:クルト・ヨース
作曲:フリッツ.A.コーヘン
美術:ハイン・ヘックロス
マスク&照明:ハーマン・マーカード
舞台指導:ジャネット・ヴォンデルサール、クラウディオ・シェリーノ
照明再構成:ベリー・クラーセン
ピアノ:小池ちとせ 山内佑太
キャスト
ウェスタン・シンフォニー(プリンシパル) |
第1楽章 |
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塩谷綾菜(3/13・15)/渡辺恭子(3/14) 林田翔平(3/13・15)/加地暢文(3/14) |
第2楽章 |
渡辺恭子(3/13・15)/石山沙央理(3/14) 加地暢文(3/13・15)/林田翔平(3/14) |
第3楽章 |
鈴木就子 関口啓 |
第4楽章 |
喜入依里(3/13・15)/ 秋山和沙(3/14) 髙谷遼 |
緑のテーブル |
死 |
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池田武志 |
旗手 |
林田翔平 |
若い兵士 |
石川聖人 |
若い娘 |
荒蒔礼子 |
女 |
フルフォード佳林 |
老兵士 |
大野大輔 |
老母 |
佐藤万里絵 |
戦争利得者 |
髙谷遼(3/13・15)/仲田直樹(3/14) |
- 出演者の病気や怪我など、やむを得ない事情により変更となる場合があります。
- キャスト変更に伴うチケット代金の払い戻し、変更はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
Blog
チケット
終了しました
【SDBフレンズ先行予約 7月27日(土)~29日(月)】
※先行販売は当バレエ団のみ取り扱い
一般販売:9月14日(土)10:00~
S席(1階) |
¥8,000- |
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A席(2階) | ¥5,000- |
- ご購入上の注意事項
- ・料金は消費税込み。
- ・未就学のお子様の入場はご遠慮ください。
- ・劇場の託児サービスをご利用いただけます。http://www.geigeki.jp/rent/kids/index.html
- ・公演中止の場合を除き、チケットのキャンセル・変更はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
チケット取り扱い | |
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スターダンサーズ・バレエ団 | TEL:03-3401-2293
受付時間:平日 10:00~18:00 WEBチケット |
チケットぴあ |
http://t.pia.jp Pコード:496-548 TEL:0570-02-9999 |
e+(イープラス) | https://eplus.jp |
東京芸術劇場ボックスオフィス | http://www.geigeki.jp/t/(24時間受付) TEL:0570-010-296(窓口・電話は休館日を除く10:00~19:00) |
アクセス
公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団
TEL:03-3401-2293
受付時間:平日 10:00~18:00
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【主催】
公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団 - Photos:Kiyonori Hasegawa