デヴィッド・ビントレー振付「雪女」新制作決定!2024年3月公演について
2024年3月公演「オール・ビントレー」では、デヴィッド・ビントレー氏振付による新制作「雪女」を含む3作品を上演いたします。
新たな作品の創作を依頼した際、ビントレー氏からご提案いただいたのが、数多く読んだ日本文学のなかで最も気に入ったという小泉八雲の「雪女」でした。
舞台美術は、当団の「くるみ割り人形」やバレエ「ドラゴンクエスト」の美術も手掛けたディック・バード氏。ビントレー氏がスターダンサーズ・バレエ団のために創り上げる、日本を舞台にした新しいバレエをお楽しみに。
日本初演となる「蜘蛛の饗宴」は、かつてビントレー氏がロイヤル・バレエ・スクールのために振り付けた幻の作品。庭に潜む捕食者の蜘蛛を中心に、昆虫たちの戦いや戯れが描かれたユニークで楽しいストーリーバレエ。
そしてもうひとつが、「Flowers of the Forest」。
スコットランドの伝統的ダンスを彷彿とさせる複雑なステップによる振付が特徴の、躍動感がほとばしるビントレー氏の秀作。2017年に国内バレエ団として初演して以来、再演を望む声の絶えない人気作品です。
振付家デヴィッド・ビントレーの真髄を堪能できるトリプル・ビルに、どうぞご期待ください。
デヴィッド・ビントレー
David Bintley
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英国ハダースフィールド出身。ロイヤル・バレエ・スクールのアッパースクールで学び、卒業後はサドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエ団(現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)に入団。1986~93年英国ロイヤル・バレエ団レジデント・コレオグラファーを経て、1995年バーミンガム・ロイヤル・バレエ団芸術監督に就任し、24年間務めた。
数多くの受賞歴を誇り、『シンデレラ』へはクリティック・サークル・アワードを、『E=mc2』に対してはサウス・バンク・ショー・ダンス・アワードを贈られている。2001年には大英帝国勲章(CBE)を授与された。
■上演作品
「Flowers of the Forest」
音楽:マルコム・アーノルド、ベンジャミン・ブリテン
「蜘蛛の饗宴」(日本初演)
音楽:アルベール・ルーセル
美術:ディック・バード
「雪女」(世界初演)
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー(妖精の接吻)
美術:ディック・バード
スターダンサーズ・バレエ団公演「オール・ビントレー」
2024年3月16日(土)、17日(日)
新国立劇場中劇場
*チケット12月発売予定